ランチェスターの法則
イギリスのエンジニアF・W・ランチェスター(1868〜1945)が、戦争や戦闘を統計的に分析することによって発見した法則。戦いにおける兵力数、武器性能、ならびに損害量を二つの数式で表している。第二次世界大戦では米国で実践へと応用され、それ以後は経営戦略やマーケティング戦略に応用されるようになっている。
ランチェスターの法則は、「弱者の戦略」である第一法則と、「強者の戦略」である第二法則からなり経っている。ここで言う「強者」とは、市場におけるシェアが1位の企業のことであり、「弱者」とはそれ以外の企業である。
この内弱者の戦略には、「局地戦、一騎打ち、接近戦、一点集中、陽動作戦」の五つがあり、ビジネスの現場では、特定のエリアやニッチにおいて大きなシェアを築き、その局面において強者の立場を確保することが目標となる。
また強者の戦略にも「広域戦、確率戦、遠隔戦、総合戦、誘導作戦」の五つがあり、強者は広範なマーケットにおいて自社の強みを存分に生かしたマス・マーケティングによって市場シェアを確立することが目標となる。
日本では、経営コンサルタントの田岡信夫によってマーケティング戦略として確立され、トヨタ、松下電器、イトーヨーカ堂などの企業か活用したことによって有名になった。


